素振りはバッティング上達に欠かせない練習のひとつであり、それは野球初心者からプロ野球選手まで同じことです。
素振りの目的や効果的な素振りの方法は、記事「【野球】素振りの目的は3つある!意味のある素振りでバッティング上達の効果を上げる方法!」で詳しく解説しましたが、
家の中で素振りができればいいんだけど、部屋が広くないから素振りなんかできない・・・
外で素振りをするのははちょっと・・・
と素振りをやりたくても、素振りをやる場所がなくて困っている人は意外と多いと思います。
この記事では、そのような問題を解消するために
- 室内(家の中)で素振りをやる方法
- 狭い場所でも素振りができるおすすめグッズ
をご紹介いたします♪
素振りを室内(家の中)でやるメリット
素振りを室内(家の中)でやるメリットは、時間や格好を気にせず気軽に素振りができることです。
素振りを外でやろうとすると、色々な困難が立ちふさがりますからね。
- 雨や雪が降っているとできない
- 汗をかくので(特に夏場)、風呂に入る前にしかできない・・・
- フォームチェックができない(自分の姿を映すものがない)
- 蚊に刺されるのが嫌だ!
- 近所の人に見られるのが嫌だ!
- 家族(親・兄弟)に見られるのが嫌だ!
- 夜、バットを持っていると変質者だと思われそうだ・・・
- 夜、外にいるだけで怖い・・・
住んでいる場所や自宅の環境に違いはあれど、何かしらの理由により外で素振りをやることをためらってしまう人は結構多いんじゃないかと思います。
ちなみに私が高校球児のときは、『近所の人や家族に練習しているところを見られたくない』と思っていました。
大学生のときはアパートで一人暮らしでしたが、さすがに学生街にあるアパート前での素振りは抵抗がありましたし、夜な夜な素振りなんてやろうものなら近所の人やアパート住民に警察を呼ばれそうですしね(汗)
もし素振りを家の中でできれば、これらの問題が一気に解決しますので、これほど大きなメリットはありません!
家の中で素振りをやるおすすめグッツ♪
素振りを家の中でやろうとしても、
素振りができる広い部屋なんてないんだけど・・・
と思う人は多いでしょう。そもそも、素振りができるほど広い部屋があれば最初から外でやろうなんて思いませんからね。
そこで、まず素振りをやるためのおすすめグッズを紹介したいと思います。
家の中で素振りをやるためのおすすめグッズとは、ズバリ
鉄アレイ
です。
鉄アレイとはこのような器具ですが、これをバットの代わりに使うだけです。
そもそも素振りをやる上で広い場所が必要になるのは、バットが長いからです。
バットが短ければ狭い場所でもできますので、鉄アレイを短いバットの代用として使うのです。
ちなみに、両手を広げてぶつかるものが無ければ十分素振りができます!
重さは中学生~大人であれば3kg、小学生であれば2kgくらいが丁度よいでしょう(理由は後ほど説明します)。
形状はバットのグリップに近いものがスイングしやすくおすすめです!
※ 重りが板状のものや径が大きなものはスイングしにくくなりますのでおすすめできません。
おすすめする ”バットの代わりになる” 鉄アレイ
以下に、おすすめする素振り用鉄アレイをご紹介します。
周囲をソフトゴムでコーティングしていますので、手にフィットしやすく滑りづらくなっています。
スイングした際に鉄アレイを滑らせてしまうと、物を壊したり思わぬ怪我を負ってしまう恐れもありますので、安全面のことを考慮すれば滑りづらい素材の方が安心です。
また、重りと持ち手の部分がなだらかになっており、バットの形状に似ていますのでスイングしやすい形状なのも良い点ですね♪
昔ながらの鉄アレイですが、これでも十分に素振りをやることができます。
重りの部部が球状になっていますのでバットのグリップに比較的近く、バットの代わりとして違和感はありません。
ちなみに、私はこのタイプの鉄アレイを小学生から今に至るまで使っており、物持ちは抜群です!
鉄アレイは価格も高くなく、筋力トレーニングにも使えますので(本来の用途はこっちがメインですが・・・)、2個ほど持っておくと便利です♪
家の中で素振りをやる方法
後は鉄アレイを用いて素振りをやるだけですが、ここでは素振りの効果を高める方法を解説します。
レイトヒッティングを意識してスイングすること!
図1 OK(レイトヒッティング)
図2 NG(レイトヒッティングができていない)
レイトヒッティングとは『バットのヘッドを後ろにタメて打つこと』であり、打てる打者になりたければ絶対に身につけなくてはいけない技術のひとつです。
ですので、レイトヒッティングを意識してスイングするとともに、しっかりレイトヒッティングができているかどうかを必ずチェックしましょう!
先程、中学生~大人であれば3kgくらいの鉄アレイがおすすめだと書きましたが、このレイトヒッティングを身につけるには丁度よい重さなんですよね。
適度な重さを扱うことにより、自分の体のどこに力が入っているか分かりやすくなりますから。
レイトヒッティングは腕に力が入りっぱなしではできません。
トップを作った後は、手や腕に力を入れず捕手側の肘を勢いよくヘソの前に持ってくることがレイトヒッティングのコツとなりますので、その感覚を身につけることが大切です。
スイングチェックは必ずしよう!
スマホやビデオでスイングの動画を撮ってチェックすることをおすすめします。
自分のイメージしたスイングができていなければ、素振りをいくらやっても効果が上がりませんからね。
鉄アレイを使った素振りはバットに比べてスイングスピードが遅くなりますが、その分スイングの流れをチェックしやすくなりますので、イメージしたスイングができているか必ずチェックしましょう。
また、素振りには選手のスキルに応じた目的があり、打撃動作の習得を目的として素振りをやっている場合、チェックする頻度は多い方がよいでしょう。
打撃動作の再現性を高める目的として素振りをやっている場合、チェックする頻度は少なくて構いません。
これだけは守って欲しい注意点
素振りをやる上で絶対に守って欲しい注意点があります。
それは、
近くに人がいる所で絶対に素振りをやらない
ことです。
これは家の中だろうが外だろうが一緒です。
バットの代わりに鉄アレイで素振りをした場合はバットに比べてスイングのスピードは落ちますが、それでも硬くて重い鉄アレイが人にぶつかったら大怪我させてしまいますからね。
これは野球人として、絶対に守らなくてはならないことだと覚えておいて下さい。
まとめ
素振りは野球選手にとって大切な練習ですが、外でやろうとすると限られた環境でしかできません。
しかし家の中で素振りができれば、時間や人目を気にせずいつでもできるのです!
いつでも気軽に素振りができる環境があれば練習の自由度や幅が広がりますし、何より自分に対して言い訳ができなくなります。
練習するもしないも自分次第、ということになりますからね。
何百回と素振りをやってもいいですし、フォームが気になるから数回スイングだけでも構いません。
そのためにも、いつでも気軽に素振りができる環境があることが大切です。
私が高校球児のときは自宅の部屋で、大学生のときはアパートの部屋で素振りをやっていました。気軽に動画撮影ができる時代でなかったですが、等身大の鏡を用意してフォームチェックをしていました。
そうやって素振りを続けていたことが、技量を高めるとともに打席での自信に変わったと確信しています。
家の中であれば落ち着いて素振りをやることもできますし、暑い夏であればエアコンをつけて涼しい環境で素振りをやることもできます。
もし、外で素振りをやることにためらう要因があるのであれば、家の中での素振りをおすすめいたします♪