【守備フォーメーション】ランナー一塁22パターン!打球処理とカバーリングまとめ

【守備フォーメーション】ランナー一塁22パターン!打球処理とカバーリングまとめ

この記事では、ランナーが一塁守備フォーメーション22パターンを紹介します。

ランナーが1人出るだけで相手チームの攻撃オプション(盗塁、バント、エンドラン)が一気に増えますので、守備もそれに対応する必要があります。

その中でも”ランナー一塁”という状況は、攻撃側にとってはホーム(得点)まで遠いので積極的な攻め方になることが多いでしょう。

 

さらに同じチームでも、アウトカウントや試合展開、試合状況によって攻め方は変わってきます。

例えば・・・

  • 【無死】⇒ 送りバントの可能性がある
  • 【一死】⇒ 試合展開・戦略・打者の能力によっては送りバントの可能性がある
  • 【二死】⇒ 送りバントの可能性が無い
  • 【相手チームが得点リード】⇒ 相手は積極的な攻撃が可能
  • 【自軍チームが得点リード】⇒ 相手は慎重な攻撃にならざるを得ない
  • 【雨が降っている】⇒ 降雨コールドゲームの可能性があるので、確実に得点を重ねる攻撃をする

守備側はそういった要素も頭に入れつつも、やるべきプレーは以下のいずれかになります。

自分がどの役割を担うのか、しっかり理解して試合に臨みましょう!

 

  • 打球処理
  • 送球
  • ベースカバー
  • 打球処理のカバーリング
  • 送球のカバーリング
  • 中継プレーに入る(カットマン

※各ポジションの詳細な動き方についてはリンク記事に解説しています。

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無死一塁、送りバント警戒の守備フォーメーション

ランナーがいないときの守備フォーメーションと比較し、以下の違いがあります。

  • 【ファースト】一塁ベースに入り、牽制球に備える。打者へ投球したら、バント処理のため前進する。
  • 【セカンド】バント処理の際、一塁ベースカバーに入るので一塁ベース寄りに守る。
  • 【ショート】ゲッツー・盗塁・バント処理の際、二塁ベースカバーに入るので二塁ベースよりに守る。
  • 【サード】バント処理のため、前に移動して守る。
  • 【ライト】牽制球・バント処理の送球が逸れた場合に備えて、若干前に移動して守る。

 

送りバント処理の場合、まずは守備側のチーム方針を明確にし野手全員(ピッチャーを含む)で共有しておく必要があります。

確実に1アウトを取るのか、絶対に二塁へ送らせないつもりなのか、これらを明確にしてキャッチャーは野手に伝えましょう。

野手によって異なる認識を持ってしまうと、上手く連携が取れませんから。

 

一死一塁の守備フォーメーション

ランナーがいないときの守備フォーメーションと比較し、以下の違いがあります。

  • 【ファースト】一塁ベースに入り、牽制球に備える。打者へ投球したら、後ろに下がり守備範囲を広くする。
  • 【セカンド】二塁ベースに近寄りゲッツー体勢を取る。
  • 【ショート】二塁ベースに近寄りゲッツー体勢を取る。
  • 【サード】送りバントの可能性を排除できない場合、定位置より若干前に守りバントに対応できるようにする。

 

内野手は一塁ランナーをケアしつつ、ゲッツーを狙う守備フォーメーションを取ります。

試合展開や相手チームによっては送りバントの可能性もありますから、ファーストやサードの守備位置は柔軟に対応しましょう。

外野手は一塁ランナーを長躯ホームインさせないプレーを要求されます。可能な限りフェンスに到達する前に捕球し、カットマンに素早い返球をしましょう。

ただし、無理をして二塁打を三塁打にしてしまったら意味がありませんので注意が必要です。

 

二死一塁の守備フォーメーション

ランナーがいないときの守備フォーメーションと比較し、以下の違いがあります。

  • 【ファースト】一塁ベースに入り、牽制球に備える。打者へ投球したら、後ろに下がり守備範囲を広くする。
  • 【セカンド】二塁ベース寄りに守り盗塁に備える。
  • 【ショート】二塁ベース寄りに守り盗塁に備える。

 

内野手は送りバントの可能性が無いので、サードは定位置で守ります。セカンド・ショートは盗塁時にベースカバーに入りますから二塁ベース寄りに守ります。

強打の左打者の場合、セカンドは定位置で深く守り、盗塁のベースカバーはショートに任せることが多いです。

同様に強打の右打者の場合、ショートは定位置で深く守り、盗塁のベースカバーはセカンドに任せることが多いでしょう。

この辺はチーム方針・戦略によって変わります。

 

長打の場合、打者が打った瞬間に一塁ランナーは躊躇無くスタートできますので、無死・一死に比べて一塁ランナーが長躯ホームインし易くなります

外野手はできるだけフェンスに到達する前に捕球し、カットマンに素早い返球をしましょう。

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記事一覧(ランナー一塁)

以下のカードをクリックすると、解説記事に移動します。

1. ピッチャーの牽制球

2. キャッチャーの牽制球

3. ピックオフプレー(ピッチャー編)

4. ピックオフプレー(キャッチャー編)

5. 送りバント(通常シフト)

6. バントシフト(ファースト&サード)

7. バントシフト(セカンド&サード)

8. ワイルドピッチ(パスボール)

9. 二塁盗塁

10. ピッチャーゴロ

11. キャッチャーゴロ

12. ファーストゴロ

13. セカンドゴロ

14. サードゴロ

15. ショートゴロ

16. レフト前ヒット

17. レフト線二塁打

18. 左中間二塁打

19. センター前ヒット

20. 右中間二塁打

21. ライト前ヒット

22. ライト線二塁打

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