【守備フォーメーション】ランナー1,3塁の33パターン!打球処理とカバーリングまとめ

【守備フォーメーション】ランナー1,3塁の33パターン!打球処理とカバーリングまとめ

野球の守備フォーメーションにおいて、最も難しいと言われるのがランナー1,3塁の場面です。

2人のランナーが詰まっていないため、守備側は各ランナーの進塁に対して同時にケアする必要がありますから、どうしても対応が難しくなってしまいます。

具体的にランナー1,3塁の守備フォーメーションは以下のようになります。

 

ランナー1,3塁の守備フォーメーション
  • 三塁ランナーの本塁生還を絶対に許さない ⇒ 前進守備
  • 1点は諦めつつ、アウトカウントを増やすことを優先する ⇒ 中間守備

『前進守備』は1点勝負の試合終盤しか使われません。前進守備の場合、内野手が前に出てきますからヒットゾーンが広がってしまうデメリットがあるためです。

基本的には『中間守備』が多く使われ、可能な限り失点を最小限に抑えようとします。中間守備の場合、アウトカウントを増やすことを優先しますので、打球の強弱や飛んだ位置、そしてランナーの動きを考慮してプレーします。

いずれの守備体系も、スクイズやダブルスチールや一塁ランナーの単独スチール、ヒットエンドラン、ランエンドヒット・・・など、ケアすべきことが多く、バッテリーの負担が最も増す場面と言えるでしょう。まさにベンチを含め、守備側と攻撃側の駆け引きがピークになる瞬間ですが、守っている各選手はしっかり状況を判断し、冷静にプレーする必要があります。

この記事では、前進守備・中間守備を含めたランナー1,3塁守備フォーメーション33パターンを紹介します。ランナーが一人のときに比べて、各野手の役割が細分化されますので、しっかり自分の動きを頭に入れてプレーしましょう。

また、バッテリーの頭を悩ますランナー1,3塁のダブルスチールですが、

  • ダブルスチールのパターン
  • 守備体系のパターン
  • 各パターンの相性
  • キャッチャーの肩の強さによる影響
  • キャッチャーが弱肩でも三塁ランナーにスタートさせないテクニック

などを以下の記事に詳しく解説していますので、ぜひキャッチャーの方や指導者の方に見て頂きたい内容となっています。

 

 

ランナー1,3塁は守備側にとって難しい場面ですが、各選手がやるべきプレーは以下のいずれかになりますので、自分がどの役割を担うのか、しっかり理解して試合に臨みましょう!

 

  • 打球処理
  • 送球
  • ベースカバー
  • 打球処理のカバーリング
  • 送球のカバーリング
  • 中継プレーに入る(カットマン

※各ポジションの詳細な動き方についてはリンク記事に解説しています。

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前進守備のフォーメーション

図1 前進守備のフォーメーション

ランナー1,3塁、前進守備のフォーメーションは、”相手に1点も与えたくない” 場合に用います。

前進守備の場合、ヒットゾーンが広がってしまいますのでヒットを打たれるリスクが高まりますし、基本的に一塁ランナーは無視しますので、一塁ランナーの盗塁はフリーパスになってしまいます。それゆえ、1点勝負の試合終盤でしか使えない守備フォーメーションになります。

これらを踏まえると、内野ゴロの場合はたとえ本塁送球が微妙なタイミングだとしても、バックホームで勝負しなくてはいけません!

また1点勝負の状況ゆえ、スクイズの可能性が高まる場面ですので、攻撃側と守備側の駆け引きがピークになる瞬間でもあります。一球ごとに状況は変わりますから、バッテリーはベンチと連携し、ピッチアウトすることを頭に入れつつ打者と勝負しましょう。

 

  • 【ファースト】牽制球に備えて一塁ベースに入る。ピッチャーが投球した瞬間、一二塁間を結んだラインに移動(一塁ランナーより前に出る)し、バックホームに備える。スクイズにも警戒する必要あり。
  • 【セカンド・ショート】それぞれ、一二塁間・二三塁間を結んだラインまで前進し、バックホームに備える。ピッチャーの投球後は、キャッチャーの返球に対するカバーリングをする。
  • 【サード】牽制球に備えて三塁ベースに入る。ピッチャーが投球した瞬間、二三塁間を結んだラインに移動し、バックホームに備える。スクイズにも警戒する必要あり。
  • 【外野】犠牲フライやポテンヒットに備えて若干前に出て守る。

 

中間守備のフォーメーション

図2 中間守備のフォーメーション

ランナー1,3塁、中間守備のフォーメーションは、前進守備をしない場合に用い、アウトカウントを増やすことを優先する守備体系です。打球の強弱や飛んだ位置、ランナーの動きを考慮してプレーする必要があります。

アウトカウントがツーアウトでない限り、打球が強い内野ゴロは積極的にダブルプレーを狙います。打球の勢いが弱いファーストゴロ、サードゴロの場合はダブルプレーにするのが難しいので、本塁に送球して三塁ランナーをアウトにしましょう。

セカンドゴロやショートゴロの場合は、たとえ打球が弱くても本塁に送球せず、二塁へ送球し一塁ランナーをアウト(できればダブルプレー)にします。セカンドゴロやショートゴロは守備位置が深いため、本塁に送球しても間に合わない(アウトにできない)可能性が高いからです。

ピッチャーゴロの場合も二塁へ送球しダブルプレーを狙います。三塁ランナーが目に入り、慌てて本塁に送球してしまうピッチャーもいますが、アウトカウントを増やすことが目的ですから、1点を失ってでも二塁へ送球しなくてはいけません。

 

  • 【ピッチャー】ピッチャーゴロは二塁へ送球しセカンドゲッツー狙い。
  • 【ファースト】牽制球に備えて一塁ベースに入る。打球が強いファーストゴロの場合は二塁へ送球しダブルプレーを狙う。打球が弱い正面の打球は本塁へ送球し三塁ランナーをアウトにする。
  • 【セカンド】ダブルプレー体勢。打球の強弱に関わらずセカンドゲッツー狙い。
  • 【ショート】ダブルプレー体勢。打球の強弱に関わらずセカンドゲッツー狙い。
  • 【サード】牽制球に備えて三塁ベースに入る。打球が強いサードゴロの場合は二塁へ送球しダブルプレーを狙う。打球が弱い正面の打球は本塁へ送球し三塁ランナーをアウトにする。
  • 【外野】犠牲フライ・シングルヒット・長打など、いかなる打球においても一塁ランナーおよび打者走者に無駄な進塁を許さないプレーを心掛ける。

 

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記事一覧(ランナー1,3塁)

以下のリンクをクリックすると、解説記事に移動します。

 シングルヒットを打たれた場合、三塁ランナーのホームインを阻止することはできません。また、長打を打たれた場合は一塁ランナーの進塁を防ぐ動きになります。

このような打球処理はランナー一塁の守備フォーメーションと同じになりますので、以下の記事を参考にして下さい。

⇒【守備フォーメーション】ランナー一塁22パターン!球処理とカバーリングまとめ

 

1. ピッチャーの三塁牽制球

2. ピッチャーの一塁牽制球

3. キャッチャーの三塁牽制球

4. キャッチャーの一塁牽制球

5. スクイズ

6. 送りバント

7. ワイルドピッチ(パスボール)

8. ダブルスチール(二塁偽投→三塁送球)

9. ダブルスチール(ピッチャーカット)

10. ダブルスチール(セカンドカット→本塁送球)

11. ダブルスチール(セカンドカット→三塁送球)

12. 二塁盗塁

13. ピッチャーゴロ(前進守備)

14. ピッチャーゴロ(中間守備)

15. キャッチャーゴロ(前進守備)

16. キャッチャーゴロ(中間守備)

17. ファーストゴロ(前進守備)

18. ファーストゴロ(中間守備)

19. セカンドゴロ(前進守備)

20. セカンドゴロ(中間守備)

21. サードゴロ(前進守備)

22. サードゴロ(中間守備)

23. ショートゴロ(前進守備)

24. ショートゴロ(中間守備)

25. レフトフライ(レフト線)

26. レフトフライ(正面)

27. レフトフライ(左中間)

28. センターフライ(左中間)

29. センターフライ(正面)

30. センターフライ(右中間)

31. ライトフライ(右中間)

32. ライトフライ(正面)

33. ライトフライ(ライト線)

 

 


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