この記事では、以下の状況での打球処理とカバーリングの動きを解説します。
ランナー1,2塁
ファーストゴロ
3-6-1のダブルプレー狙い
【概要】ランナー1,2塁、ファーストゴロ
ファーストゴロのダブルプレーは、打球の強さや位置によって一塁ベースカバーに入る選手が変わります。どの状況なら誰が一塁ベースカバーに入るのか、しっかり頭に入れてプレーしましょう。
3-6-3のダブルプレー
- ファースト(3)がゴロを捕球し二塁へ送球
- ショート(6)が二塁ベースカバーに入り一塁走者はフォースアウト、一塁へ送球
- ファースト(3)が一塁ベースカバーに入り打者走者はアウト
ファーストゴロが一塁ベースに近い場合はこの形になります。
3-3-6のダブルプレー
- ファースト(3)がゴロを捕球
- ファースト(3)が一塁ベースを踏み(打者走者はアウト)、二塁へ送球する
- ショート(6)が二塁ベースカバーに入って送球を受け、一塁走者にタッチしてアウトにする
3-6-3のダブルプレーと同じく、ファーストゴロが一塁ベースに近い場合にこの形になります。ただし、ゴロを捕球したファーストが1、2歩でベースを踏める位置でないといけません。
一塁ベースを踏んで打者走者がアウトになった瞬間、一塁ランナーをアウトにするためにはタッチプレーが必要になり、フォースプレーに比べてアウトにしにくくなります。
ひとこと
ノーアウトの場合、一塁ランナーがあえて挟まり、一二塁間でランダウンプレーに持ち込むことがあります。
そうなると、一塁ランナーを助けるために、三塁に進んだ二塁ランナーが本塁に突入しますので、守備側はタイミングを見て本塁に送球しなくてはいけません。
野球の試合ではよくあるパターンなのですが、守備側にとって非常に難しいプレーとなりますので、できれば避けたいところですね。
3-6-1のダブルプレー
- ファースト(3)がゴロを捕球し二塁へ送球
- ショート(6)が二塁ベースカバーに入り一塁走者はフォースアウト、一塁へ送球
- ピッチャー(1)が一塁ベースカバーに入り打者走者はアウト
ファーストゴロを処理する位置が一塁ベースから離れている場合はピッチャーが一塁ベースカバーに入ります。
特に一二塁間の深い打球ではセカンドも打球処理に向かいますので、セカンドが一塁ベースカバーに入るのは遅くなってしまいます。
このような場合はピッチャーが一塁ベースカバーに入る必要があります。
この記事ではこのパターンについて解説します。
3-6-4のダブルプレー
- ファースト(3)がゴロを捕球し二塁へ送球
- ショート(6)が二塁ベースカバーに入り一塁走者はフォースアウト、一塁へ送球
- セカンド(4)が一塁ベースカバーに入り打者走者はアウト
ゴロがピッチャーの近くに転がった場合、ピッチャーも打球処理を目指しますので体勢が崩れたり、動きが止まったりします。
守備フォーメーション
各ポジションの動きはここからジャンプできます
ピッチャー キャッチャー ファースト セカンド サード ショート レフト センター ライトピッチャー
一塁方向に打球が飛んだ場合、一塁ベースカバーに向かいます。
ピッチャーはファーストゴロに関わらず、一塁方向に打球が飛んだら一塁ベースカバーに向かうのが基本ですから、忘れないように!
ファーストが一塁ベースカバーに入れない場合は、そのままピッチャーが一塁ベースに入ります。
ファーストが一塁ベースカバーに入る場合は、送球の邪魔にならないようにそれましょう。
キャッチャー
送球すべき塁をジェスチャーと大きな声で指示します。本塁を空けることになるので、一塁送球のカバーリングに行く必要はありません。
また、ノーアウト1,2塁の場合では、たとえダブルプレーだったとしても、二塁ランナーは三塁に進塁しています。
このランナーが一気に本塁を狙ってくることもありますので、油断せず、三塁に進んだランナーの動きを確認しましょう。
ファースト
ゴロを捕球し、その後は以下のように動きます。
- 送球後に一塁ベースに戻れない距離の場合、二塁に送球し、一塁送球の邪魔にならないように避ける
- 送球後に一塁ベースに戻れる距離の場合、二塁へ送球し、一塁ベースカバーに入る
- 打球が強く一塁ベースがすぐ近くにある場合、一塁ベースを踏んで二塁へ送球
セカンド
ファーストが打球を捕球できない場合や、後逸・ファンブルした場合に備えてカバーリングします。
ファーストがゴロを捕球したら、そのまま一塁送球に備えて一塁ベースに入ります。
サード
三塁に進んだ二塁ランナーが飛び出すこともありますので、三塁送球に備えて三塁ベースに入ります。
ショート
二塁ベースに入り、二塁送球に備えます。二塁送球を捕球したら、素早く一塁に送球しましょう。
明からに間に合わないタイミングだったり、体勢が悪くボールが投げ辛い場合などは送球しないように。
この場合、一塁送球の偽投をして、三塁に進んだランナーの動き次第では三塁に送球してもOKです。
レフト
ファーストの二塁送球が悪送球になった場合や、二塁ベースカバーに入ったショートがファンブルした場合に備えてカバーリングをします。
三塁に進んだ二塁ランナーが飛び出すこともありますので、三塁送球に備えたカバーリングに向かいます。
センター
ファーストの二塁送球が悪送球になった場合や、二塁ベースカバーに入ったショートがファンブルした場合に備えてカバーリングをします。
ライト
打球が飛んだ瞬間は一二塁間を抜ける打球かもしれませんし、ファーストがエラーする可能性もありますから、まずは打球処理に対するカバーリングをします。
ファーストがゴロを捕球した後は、一塁送球が悪送球になった場合に備えてカバーリングに向かいます。
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